B.fragilisとは何者?

そんなに有望な菌であるB.fragilisとはいったいどのような最近なのだろうか。一般的には嫌気性グラム陰性桿菌に属し、いわゆる腸内細菌フローラの一員であることが報告されている。最近ではポリサッカロイドAという分子をこの細菌が産生し、ホストの免疫機能を正常に保つよう調整しているという論文もある。

つまり、B.fragilisは腸の炎症を抑制している可能性があるのだ!

炎症を制するものはがんをも制するであろう。

なんとなく免疫チェックポイント療法の成否に関連しているかもしれないということが見えてきたようなこないような。

有望な他の細菌はないのだろうか。

実はいろいろと見つかってきているのだった!